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2012.03.26 3月24日


南無妙法蓮華経
名取の太田さん宅を、朝7時過ぎに出発した。

昨夜から降り続いた春の雪がかなり積もっていて、驚いた。

水気を多く含んでいて、次第に溶けかかってくるので履いている足袋がかなり濡れてしまった。

それでも、気にしないようにして歩き続けた。津波の後、一晩中濡れたままで過ごさざるを得なかった方々の事を考えれば、どうということはない。

瓦礫が撤去されて、土台しか残ってない町(だったところ)を、どんどん歩いていき、中学校近くのコンビニで、トイレを借りながら休憩させてもらおうとしたら、「ご供養なら、他でやってくれ。」と言われてしまい、トイレは貸してもらえたけれど、長居するのは迷惑そうだったので、すぐにでも出発しようと思っていたら、清掃局の方々が車で来られ、閖上大橋の辺りで我々の姿を見かけたらしく、声をかけて下さった。

清掃局の3人の方々は、震災当時それぞれに家を流されたり、大変な思いをそれぞれにされているとのことだったけれど、仕事柄懸命に頑張ってこられたことをお聞きして深く感動しながら、その当時、やはりそれぞれに気持ちの行き場がなくて、食って掛かる人もいたようだったけれど、そこは腹を立てず、仕事をしている側も被災して、お互い様だということを穏やかに話すと、「あぁ、そうだねぇ・・・。」とわかってくれることもあって、みんな大変だった・・・。とお話し下さった。

こちらがもっているせんべいなどのお菓子を差しあげながら、しばらくお話し出来て楽しかったけれど、コンビニからすれば、立ち話だけで何も買わなかったので、申し訳なかったかもしれない。でも、言葉の使い方ひとつで相手に伝わるかどうかが変わってくるのでとても大切なところ

再び歩き出し、お昼は禅宗のお寺で取らせていただいた。
土曜日で法事が多く、その合間を縫って我々にご協力して下さって深く感謝した。

後は、市内の繁華街を通り、県庁へ向かった。

生憎土曜日で、県知事は勿論お休みで、留守番の担当者の方が対応して下さった。

世の中の気運は反原発、脱原発の意見がたくさん寄せられている。
県知事の意見はどこにあるかを尋ねると、「国が判断する状況を見守り」、対応していくようで、その担当者の方は、個人的にどう思っているかを尋ねてみたら、やはり同じように「エネルギー問題を解決するには、原発が大事だけれど、個人で判断するのではなく国の判断に従いたい。」とのこと。

結局自分の意見は、国の言うとおり・・・。ということだった。

自分は、どう考えるか・・・。主体性がないと、後々困ることになるのに・・・。


そのあとは、今日の到着地点である日本山妙法寺の仙台道場に向かった。

仙台、というか宮城県に入った時から、それまでの緊張感がほどけてしまい、聞いてきたその場その場の声をしっかりとお伝えしないことには、亡くなった方々の魂が浮かばれない。

でも、町の中で、バスを待つ人達は、もうすっかり他人事の様で、いまさら何をしに来たか、的な雰囲気だったけれど、、その中で一人だけ、合掌して下さったおばあさんがいて、それ以外は全くの無関心。

普段、仙台に住む自分としては、普通に住むにあたっては何の問題もないけれど、いざ、行進のような、人と違う行動を起こす人にとってはとても冷たい場所だと気が付いた。
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