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南無妙法蓮華経
島根原発断食祈念
ホテルを7時に出発、島根原発に向かった。
中国電力の敷地内には入れないので、ギリギリのところで、人通りの邪魔にならないようにしながら、ブルーシートを敷きお題目をお唱えし始めた。

車の通りも多く、地元の方や、近くの施設に向かうお年寄りを乗せた車も通るけれど、もちろん一番多いのは原発に向かう、あるいは原発から出てくる車。

その中でも、車の中から合掌して下さる方もいて、どんな態度の方が来ても、ニコニコと穏やかな顔でお題目をお唱えしたいと思いながら、梅雨のさなかとは思えない青空の下、気持ちのいい風が吹く中の唱題行となった。

今まで15か所、各県の原発を回って来たけれど、大体に言えることは、建物の色が水色だったりで、一般的な工場の、赤白の煙突のような激しさがない、穏やかな感じが醸し出されていること。


どんな田舎の町でも、恐ろしく近代的な建物が立ち並び、無機質な感じか、あるいは木のぬくもりを演出してはいるけれど、それでも、いかにもお金がかかっている、というような建物がより多い。

冷却するために、海のそばが絶対条件だけれども、原発がなかったころは、こぶしほどもある大きなサザエやアワビが取り放題で、どんぶりで食べていたというお話をよく聞いたし、魚も豊富でたくさん取れたために、干物や練り物をはじめとする加工品が名産品となって来たのに、今では海が汚染され魚もいなくなり、もし、いたとしても地元の人々は食べないし、また格好の漁場も原発の敷地となって入ることが出来ない。

それでも名産品として名前は残っているから、地元のものではなく他から運んできたものをその場所で加工することでかろうじて形をとどめている。

先日頂いた「サバの浜焼き」はなんと!ノルウェー産のサバだった・・・。

時代はいま、食量自給率を上げることとともに、地産地消を推進しているけれど、原発がある限り、まったくもって逆方向に向かわざるを得ない。

面白いほど基本的な人間生活と相いれない原子力。

それでも再稼働に向けて躍起になり、いずれは再生可能エネルギーへ・・・と言いながらも、それがいつかも明確にせず、原発に依存しようとして、国民の命をまるで守ろうとしない国の役人。

放射能の脅威は推進派も反対派も関係なく、身体に影響が出てくること。

お互い様ならば、もっとお互いを大事に思っていく生き方の方がいいと思う。

命あっての経済なのに、どこかすっぽり肝心なところが抜けてしまっている。
もう遅い、のか

まだ、間に合う、のか・・・。


結果はどうあれ、やっぱり最後まで、諦めないで行きましょう。
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